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お仕事

ON: 2008年3月 2日 11:41
BY: RYU

間に代理店や制作会社が入らないお仕事も時々あります。
社会的信用は代理店さまなどにはとても適わない中、僕のような若輩にお仕事をお任せくださるというのはとてもありがたいことですね。

発注元との間に代理店などがいないということは、
・ディレクター
・デザイナー
・その他諸々
の仕事を一人でさばくということで、製作期間的には少し掛かります。(同時進行で進めている案件などと時間調整が必要なので)
しかし、代理店や制作会社を挟むよりも制作物に対してのコストパフォーマンスは高くなります。会社規模がさほど大きくなく、制作予定のサイト規模も小規模であれば、アングラで活動している制作者を探すのことをお勧めします。
今回は友人のJさんが下調べ等のアシストをしてくれたおかげで、随分と楽に進行できました。グッドジョブ。

で、公開開始しました。

株式会社エアコンビニエンス
http://www.airc.jp/

エアコンの購入から、取り替え・設置までを請け負う代理店という表現で良いと思うのですが、同業他社は少ないのかな?
工事が商材ではなく、「法人向けのエアコンの通販(マンションとかアパートとかのエアコン取り替え)で、空調関係を全てお任せ」というサービスですね。
ふむふむなるほど〜と思ったのですが、ビジュアルで表現するのはかなり難しい課題です。

エアコン自体を製造しているメーカーのお仕事は、以前経験があるのですが、今回はエアコンを扱っているけどエアコンそのものが主人公ではないので。

そこで色々とヒアリングしてみたのですが、会社のユーモアのセンスをビジュアルの基礎にしてみることにしました。
(エアコンのコンビニエンスという、エアコンビニエンスという社名もユーモアあります)

サイトを見てもらえると、見上げた顔のモチーフがあるのですが、DMの中にあったイメージを手直しして作ってみました。(DMのデザインを自社で作成されていたので)
ロゴの突っ込み方にも特徴があり、発注者との間にまともなディレクターがいたら、水平に修正してくれという、ロックンロールイズデッドな連絡が来たでしょうが、ここはシレッとロックなスピリットで。

サイト全体としては、会社案内が主な目的なので、ある程度は抑えめの表現にしているのですが、最大の特徴は、『ページタイトル(ディレクトリタイトル)が縦書き』ということでしょう。
と書くと、当初より最大の特徴として、縦書きありきでデザインしたような感じですが、ホントは後で気づいたのです、『珍しいですね』と人に言われて。

そもそも、ウェブデザイナーというノリではないので、自分としては縦書きというレイアウトは特にポイントではなかったのです。
では、何故縦書きにしたのか?ということですが、これには理由があります。
以前から、タイトルと本文のジャンプ率の高いページデザインをやってみたかったのです。
いわゆる印刷メディアだと当たり前の手法なのですが、ウェブではあまり見かけません。
見かけないのは当たり前で、限られたスペースとか実装方法とかの制限があったり、そもそも横書きがデフォルトのメディアですから、横書きベースで考えるのが常ですし、
ロゴを配置して>メニュー置いて>タイトル入れて>本文流し込み
という一般的な手法で組み立てていくと、縦書きは難しいかもしれません。
でも、ここもロックなスピリットで断行。

何日にトップページ、それから何日後に下層ページという進め方では難しいですが、サイトの全体をある程度把握して、全体的に煮詰めていく手法を取れば、縦書きであろうが無理無く組み立てる事が可能です。

また、トップページにはノホホンとしたフラッシュが載っていますが、これは元のデータを発注者さまが自ら制作してくれて送ってくれました(DM作ってるくらいですから)。それをフラッシュに落とし込んでみましたが、味わいのあるノリが出ました(笑)
更新作業は自社でされるそうです(それほど更新する箇所はないですが)。

エアコンビニエンスさまが飛躍される切っ掛けになればと、切に願っておりまーす。