「科学と科学者のはなし」を読みました。 寺田寅彦という学者の随筆です。 寺田寅彦(1878-1935)は、戦前の物理学者で、高校生の頃に夏目漱石から英語を学びました。夏目漱石との出会いが、文学の道と科学の道の両輪を歩む切っ掛けになったようです。
この「科学と科学者のはなし」は、「デザインの骨格 」の中で紹介されていた本です。
自分が生まれる丁度一世紀前に生まれた物理学者の随筆ですが、とても面白かった。 この本に書かれているのは、1920年代後半から1930年代前半の随筆から選定されたもののようですが、他のものも読んでみたくなりました。
寺田寅彦に師事した方の中に雪の研究をされている方がいるようで、これからの季節を考えるとそちらを読んでも面白そうです。
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