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[おとうと]

ON: 2010年3月31日 20:44
IN:
BY: RYU

映画『おとうと』を観に行きました。
おとうと』は、吉永小百合・笑福亭鶴瓶主演で、山田洋次監督がメガホンをとった映画です。

昨年から今年に掛けて、笑福亭鶴瓶師匠の出ている映画の公開が続いています。
西川美和監督の『ディアドクター』、山田洋次監督の『おとうと』。
ラジオ番組の中で、鶴瓶師匠が各映画の話しをしていたので、観に行きたいと思っていました。バタバタしていたせいもあって、『ディアドクター』は映画館に行きそびれたので、『おとうと』はきっとみるぞと思っていたら、公開は今週末までの模様。
慌てて映画館へ。

"家族"というものについて考えさせられる"とてもいい映画"でした。
山田洋次監督といえば、何と言っても代表作は『寅さんシリーズ』です。正直にいうと『寅さん』はちゃんと観ていなかったので、人情劇の得意な監督なのかな?という印象を持っていました。『時代劇三部作』を観るまでは。

山田洋次監督の時代劇とは、
『たそがれ清兵衛(2002)』
『隠し剣 鬼の爪(2004)』
『武士の一分(2006)』
です。素晴らしい時代劇でした。
この3作品で山田洋次監督の印象が随分変わったのですが(勉強不足ですいません)、今回は鶴瓶師匠がラジオで裏話などをしていたこともあり、是非観に行かねばと思ったわけです。


おとうと』は、不出来な弟(鶴瓶)を見守る姉(吉永小百合)と家族の話し。
どこにでもありそうな家族のかたちを描いています。
"立体感のあるリアリティ"という印象を持ちました。

劇中、吉永小百合さんと新今宮が写る場面があるのですが、専門学校時代に良く通った新今宮周辺の映像と通天閣と、吉永さんの組み合わせにゾクッとします。
鶴瓶師匠の演技も結構迫力があります。落語に本腰を入れている影響でしょうか。
(そろそろ、落語のDVDとかCDとか出して欲しいですね)

隣に座ってたおじさんは(も)泣いていました。

若い人には分かって貰いにくい映画かもしれませんが、みなさんにお勧めしたい映画です。

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