『食卓の情景』を読了。
風呂に入っている時に読む、もしくは食事中に読むという感じだった為に、読み終わるまでに時間が掛かりました。
『食卓の情景』は池波正太郎のエッセイです。
「食事にまつわる情景を鍵」として、著者の記憶からなる様々なエピソードが綴られています。
もしかしたらグルメ本的な見方をする人がいるかもしれませんが、本当は「人生観」について書かれた本だと思います。
『食卓の情景』が発刊されたのは、昭和48年。
池波正太郎は、大正12年(1923年)生まれ。
著者の人生観は、現代の我々の感覚からすると、かなり古くさい男臭さ。
しかし、今読んでもカッコいい価値観。
先日ブログにも書いた、「自分の仕事をつくる」の中で紹介されていた、「自分のやり方で自分の仕事を成立させている職人」と、どこか通じるものを感じました。
ちなみに、、
池波正太郎の書くものについて、面白さを友人知人と共有出来たことがないんですが、ナウでヤングな人達は、やはり古くさいと感じるんですかね?
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